仕事と育児に追われる毎日、ふと家を見渡したときに「ワーママなのに部屋が汚い…」と落ち込んでしまうことはありませんか。
フルタイムで働きながらの子育ては想像以上に大変で、ワーママだから家が片付かない、掃除できないと感じるのも無理はありません。
散らかった子供部屋やリビングを見て、部屋が汚いことでイライラやストレスを感じてしまうこともあるでしょう。
しかし、共働きでも部屋がきれいな状態を保っている家庭も存在します。
この記事では、なぜワーママの部屋が汚くなってしまうのか、その原因を深掘りしつつ、忙しい毎日の中でも実践できる具体的な片付けのコツや対策について詳しく解説していきます。
記事のポイント
- ワーママの部屋が汚くなってしまう根本的な原因
- 部屋が汚い状態が心身や子供に与える具体的な影響
- 忙しい中でも実践できる簡単な片付け習慣
- 共働きでもきれいな部屋を保つための工夫
ワーママで部屋が汚い…その原因と影響
- ワーママは家が片付かない主な理由
- フルタイムで部屋が汚いのは忙しいから?
- ワーママが掃除できない精神的な負担
- 子育て中に部屋が汚いとイライラする影響
- 子供部屋が汚いストレスと衛生リスク

今はもう大きいけど、今度は教科書とか部活の道具とか、違うモノで散らかるんだよね…。
イライラしちゃうのも同じ!原因と影響、気になるな。
ワーママは家が片付かない主な理由
ワーママの家が片付かない理由は、単なる「忙しさ」だけではなく、複数の要因が複雑に絡み合っています。
仕事、家事、育児という複数の役割を同時にこなす中で、物理的な時間だけでなく、精神的な余裕も失われがちになるためです。
例えば、子供が小さいうちは、片付けてもすぐに散らかされてしまうため、片付け自体を諦めてしまうケースがあります。
また、片付けが元々苦手という意識が、忙しさと相まってさらにハードルを高くしていることも考えられます。
物を捨てられない、あるいはストレス発散のために買い物をしすぎてしまい、管理できる以上の物が家に溢れてしまうことも一因です。
このように、時間的制約、精神的負担、子供の存在、そして個人の特性が複合的に影響し合い、家が片付かない状況を生み出しています。
フルタイムで部屋が汚いのは忙しいから?
フルタイムで働くワーママの部屋が汚い原因は、確かに「忙しさ」が最大の要因である場合が多いです。
朝の準備から出勤、仕事、保育園のお迎え、帰宅後の食事、お風呂、寝かしつけと、1日のスケジュールはまさに分刻みです。
この過密なスケジュールの中で、「片付け」や「掃除」はどうしても優先順位が低くなりがちになります。
疲れ果てて子供と一緒に寝落ちしてしまい、夜にやろうと思っていた家事が何もできない日も少なくないでしょう。
また、平日にできない分を休日にまとめて行おうとしても、溜まった家事の量に圧倒されて挫折してしまうこともあります。
ただし、忙しい中でも「買いすぎ」が根本的な原因であるケースも指摘されています。
買い物がストレス発散の手段となり、管理できる量を超えた物が部屋に溢れることで、忙しくて片付けられない状況に拍車をかけている可能性もあります。
ワーママが掃除できない精神的な負担
ワーママが掃除や片付けに取り組めなくなる背景には、見過ごせない精神的な負担が存在します。
「仕事も家事も育児も完璧にこなさなければならない」というプレッシャーや、周囲の期待に応えようとする責任感が、かえって自分自身を追い詰めてしまうのです。
例えば、仕事でのストレスや人間関係の悩みを抱えたまま帰宅し、さらに散らかった部屋を目の当たりにすると、無気力になってしまうことがあります。
また、夫が家事に非協力的である場合、孤独感や不公平感が募り、家事全般への意欲が低下することも考えられます。
このような精神的負担が続くと、メンタルヘルスの不調につながる可能性もあり、そうなると掃除どころではなくなってしまいます。
部屋の乱れは心の乱れとよく言われますが、逆に心の負担が部屋の乱れを引き起こすという側面も強く認識する必要があります。
もし、単なるイライラや落ち込みではなく、心の不調が続いていると感じる場合は、一人で抱え込まないでください。
厚生労働省の「こころの耳」など、働く人のための公的な相談窓口を活用することも検討しましょう。
子育て中に部屋が汚いとイライラする影響
子育て中に部屋が汚い状態が続くと、精神的なイライラが増大しやすくなります。
脳は視覚から入る情報量が多いと、それだけで疲労を感じやすくなります。
散らかった部屋は、常に「片付けなければならない」という無意識のタスクを脳に与え続け、リラックスできるはずの自宅が休まらない空間になってしまうためです。
探し物が見つからず時間を浪費することや、子供が物を散らかすたびに必要以上に怒ってしまうなど、汚部屋が引き起こすイライラは日常生活の様々な場面で現れます。
このイライラは、ワーママ自身の自己肯定感の低下にもつながります。
「家事もろくにできないダメな母親だ」と自分を責めてしまい、さらにストレスが蓄積するという悪循環に陥る危険性があります。
子供部屋が汚いストレスと衛生リスク
子供部屋が汚い状態は、親のストレスになるだけでなく、子供自身にも様々な悪影響を及ぼす可能性があります。
まず衛生面でのリスクが挙げられます。床に物が散乱していると掃除機がかけにくく、ホコリやハウスダスト、カビなどが溜まりやすくなります。
これらはアレルギーや感染症の原因となる可能性が否定できません。
子供の集中力への影響
物が多い環境は、子供の集中力を散漫にさせるとも言われています。
落ち着いて勉強や読書に取り組むための環境が整っていないと、集中力が育ちにくいという指摘があります。
精神的な影響
また、部屋が散らかっていると、子供自身も「自分のテリトリーが安心できる場所ではない」と感じ、精神的な安定感を欠くことにもつながりかねません。
片付けの習慣が身につかないまま成長してしまうという長期的なデメリットも考えられます。
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ワーママが部屋の汚いを克服する対策
- まずは床の「リセット」習慣から
- 完璧を目指さない家族と協力する
- 自分が管理できるモノの量に減らす
- 共働きでも部屋がきれいな家の工夫
- ワーママが部屋の汚いを防ぐ心構え

うちは夫も協力的だから助かってるけどね。
子どもたちが大きい(大学生、高校生、中学生!)から「床に置くな!」って言えるけど、小さいとそうもいかないもんね…。
みんなどうしてるんだろ?参考にしよっと。
まずは床の「リセット」習慣から
汚部屋状態から脱出するための第一歩として、毎日「リセット」する習慣を身につけることが効果的です。
全てを一度に片付けようとするとハードルが高く挫折しやすいため、まずは最も目につきやすく、生活スペースの基本となる「床」の状態を整えることに集中するのが現実的だからです。
具体的には、「寝る前に床に置いてある物だけを定位置に戻す」というルールを決めて実践します。
たとえ5分でも10分でも構いません。
床に物がない状態を毎晩作ることで、翌朝スッキリとした気分でスタートできます。
この「リセット」習慣が定着すると、掃除機もかけやすくなり、部屋全体の清潔さを保つ好循環が生まれます。
まずは小さな成功体験を積み重ねることが、片付けへの苦手意識を克服する鍵となります。
完璧を目指さない家族と協力する
部屋をきれいに保つために、完璧を目指さない意識と家族の協力が不可欠です。
ワーママ一人が全ての家事を完璧にこなそうとすると、前述の通り、心身ともに疲弊してしまいます。
理想の部屋の状態を少し下げ、できる範囲で維持することを目標にする方が、長期的に継続可能です。
例えば、「平日は最低限のリセットのみ、本格的な掃除は週末に家族全員で行う」というルールを決めるのも良いでしょう。
家族を巻き込むコツ
夫や子供にも「手伝って」ではなく、「一緒にやる」というスタンスで協力を求め、役割を明確に分担することが大切です。
子供には、自分のおもちゃを専用のボックスに戻すなど、年齢に応じた簡単な片付けを担当してもらうことで、家族全員が「家をきれいにする当事者」であるという意識を持てるようになります。
ちなみに、内閣府の調査によれば、共働き世帯でも家事時間の多くを妻が担っているというデータがあります。
まずはこうした現状を家族で共有し、分担について話し合ってみることも大切です。
自分が管理できるモノの量に減らす
部屋が散らかる根本的な原因が「モノの多さ」にある場合、自分が管理できる量までモノを減らすことが最も効果的な対策となります。
モノが少なければ、片付けにかかる時間や労力、収納スペースも最小限で済みます。
忙しいワーママにとって、管理するモノが少ないことは大きなメリットになります。
片付けてもリバウンドしてしまう人は、「捨てる量」よりも「買う量」が多い可能性があります。
モノを減らす具体的なステップ
まずはクローゼットや子供のおもちゃなど、特定のカテゴリーから始めます。
「いつか使うかもしれない」ではなく、「今、本当に必要か」「今の自分に似合うか」という基準で判断することが手放すコツです。
フリマアプリなどを利用して、捨てることへの罪悪感を減らしながら手放すのも一つの方法です。
共働きでも部屋がきれいな家の工夫
共働きで忙しくても部屋をきれいに保っている家庭では、片付けの「仕組み化」が徹底されています。
毎回「どうしようか」と考えるのではなく、無意識に体が動くようなルールや収納方法を取り入れることで、片付けのハードルを極限まで下げているのです。
例えば、「ながら片付け」や「ついで片付け」を習慣にしています。
キッチンに行ったついでにテーブルの上を拭く、テレビを見ながら洗濯物をたたむ、といった具合です。
動線を意識した収納
また、モノの定位置を「生活動線」や「使用頻度」に合わせて決めることも重要です。
よく使うリモコンや爪切り、筆記用具などは、使う場所の近くにワンアクションで取れる収納(例:壁掛けポケット、専用トレー)を設けることで、「出しっぱなし」を防ぎます。
家族全員が分かりやすい収納にすることも、きれいな状態をキープする秘訣です。
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ワーママが部屋の汚いを防ぐ心構え
ワーママが部屋の汚い状態に悩み、自己嫌悪に陥る状況から抜け出すためのポイントをまとめます。
ま と め
- 仕事と育児の両立だけでも十分頑張っていると自分を認める
- 家事が完璧にできなくても自分を責めない
- 部屋が汚い原因は忙しさだけでなく精神的負担も大きい
- 片付けても子供が散らかすのはある程度仕方ないと割り切る
- 家族の協力体制を築き一人で抱え込まない
- 平日は最低限の片付けでよしとする
- 完璧な状態ではなく「できる範囲」を目標にする
- 寝る前の「床リセット」を習慣化する
- モノが多すぎないか見直し管理できる量まで減らす
- ストレス発散の手段としてモノを買いすぎない
- 「ついで片付け」や「ながら片付け」を意識する
- モノの定位置を生活動線に合わせて決める
- 家族全員がわかる収納を心がける
- 家事代行など外部のサービスも選択肢に入れる
- 部屋の乱れは心の乱れのサインと捉え休息も大切にする
