「子供が中学生になったら働く時間を増やそうかな」「子供が中学生になったら正社員も夢じゃないかも」と考えるワーママは多いかもしれません。
しかし、実際に中学生のワーママとして生活を始めると、そのタイムスケジュールの過密さに驚くことがあります。
小学生時代とは異なり、塾や部活動で中学生ワーママの帰宅時間と、子供の帰宅時間がすれ違うことも増えます。
共働き家庭では中学生の夕食の準備も一苦労です。
また、子供が中学生になると残業が難しくなり、結果として「子供が中学生だから仕事辞める」という選択をする人もいます。
この記事では、ワーママが中学生の子育てと仕事を両立させるための具体的な課題と、現実的な働き方について解説します。
記事のポイント
- 中学生の子を持つワーママが直面する課題
- 小学生時代と異なるサポートの必要性
- 仕事と子育てを両立させるための働き方の選択肢
- 家族と協力して乗り切るためのヒント
ワーママが中学生の子育てで悩む理由
- 小学生時代とは違うサポート内容
- 中学生ワーママのタイムスケジュール
- 中学生ワーママの帰宅時間と家事
- 共働き中学生の夕食準備の課題
- 子供が中学生だと残業は難しい?
- 子供が中学生で仕事辞める選択

派遣社員で事務のフルタイムだから、毎日バタバタ!
特に中学生の子が一番手がかかる時期って実感してるわ。
自転車で会社まで13分だから通勤は楽だけど、帰ってからの家事が本当に大変で。
この記事、すごく共感できるわ~!
小学生時代とは違うサポート内容
中学生になると、小学生の頃のように身の回りのお世話は減るかもしれません。
しかし、サポートの質が大きく変化します。
多くの場合、中学生は勉強や部活動で非常に忙しい毎日を送ります。
例えば、部活動の平均時間は平日でも2時間から3時間に及び、帰宅が18時以降になることも珍しくありません。
そこから塾や家庭学習の時間を確保するには、親のサポートが求められます。
具体的には、塾や部活動の送迎、塾がある日のための弁当作り、夜食の準備など、時間的なサポートが必要になる場面が増加します。
また、思春期特有の精神的な不安定さや、友人関係、スマートフォンのトラブルなど、目に見えない部分でのケアや見守りも求められます。
このように、体力的なお世話から、時間的・精神的なサポートへと内容がシフトしていくため、親の負担が軽くなるとは一概に言えないのです。
中学生ワーママのタイムスケジュール
中学生の子供を持つワーママのタイムスケジュールは、非常に過密になりがちです。
例えば、子供が部活動の朝練がある日は、5時台に起床し、朝食と弁当の準備を同時に進める必要があります。
さらに、部活動で汚れたユニフォームを洗濯し、翌朝までに乾かすために夜間に洗濯機を回す家庭も少なくありません。
日中は仕事に集中し、終業後は急いで帰宅します。
もし子供が塾に通っている場合、帰宅後に夕食の準備をし、塾の開始時間までに食べさせ、場合によっては車で送るという慌ただしい流れになります。
子供の帰宅が22時を過ぎることもあり、そこから学校の準備や明日の確認をすると、親自身が休む時間は非常に短くなります。
このように、子供のスケジュールに合わせる形で、親のタイムスケジュールが分刻みで管理される状況が生まれます。
ちなみに私のスケジュールをご紹介!
【早朝:起床・自分時間】
- 5:10 起床・身支度(歯磨き、洗顔)
- 5:20 - 5:55 読書
【午前:家事・出勤準備】
- 5:55 - お弁当作り
- (出発まで) 自分の支度、子供の支度のサポート
- 8:10 自宅を出発
【日中:仕事】
- 8:25 会社に到着
- 8:30 - 17:30 勤務
【夜:帰宅後・家事】
- 18:00前 帰宅
- 18:00頃 - 21:00~22:00
- 夕飯の支度
- お風呂
- 洗濯
【就寝前】
- 21:00~22:00以降 自由時間
- 22:30 - 23:00 就寝
中学生ワーママの帰宅時間と家事
ワーママの帰宅時間と、中学生の子供の活動時間、そして家事のバランスを取ることは大きな課題です。
フルタイム勤務の場合、ワーママの帰宅は18時から19時頃になることが多いでしょう。
一方で、子供も部活動や塾で帰宅が遅くなるため、家族全員が揃う時間が遅くなりがちです。
そこから夕食の準備、食事、片付けを行うと、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
また、部活動で毎日大量に出る洗濯物も悩みの種です。
スポーツ飲料や氷の在庫管理、水筒の準備など、細かな家事も増えます。
帰宅してから寝るまでの限られた時間の中で、これらの家事をすべてこなすには、体力的な負担が大きくなります。
時短家電の活用や家事の取捨選択をしなければ、対応が難しくなるでしょう。
共働き中学生の夕食準備の課題
共働き家庭において、中学生の夕食準備は特に大きな課題となります。
理由は、子供の帰宅時間と食事のタイミングがバラバラになりがちだからです。
例えば、部活動後に直接塾へ向かう場合、塾の前に軽く食べさせるための弁当や補食が必要になることがあります。
また、塾から帰宅するのが22時過ぎになる場合、遅い時間に夕食をとることになります。
親がフルタイムで働いていると、子供が塾から帰る時間に合わせて温かい食事を用意し続けるのは簡単ではありません。
結果として、親が帰宅してから慌てて食事を作り、子供が一人で夕食を食べる「個食」が増えたり、準備の負担を減らすために食事が簡素になったりするケースも見受けられます。
子供が中学生だと残業は難しい?
子供が中学生になると、残業への対応が難しくなるのが実情です。
小学生までのように学童保育の延長で対応できるわけではなく、塾や部活動の送迎時間が決まっているためです。
また、反抗期や思春期の子供を夜遅くまで一人にしておくことに不安を感じる親も多いでしょう。
実際、多くのワーママが「社員だと残業もあり、帰りにくい雰囲気がある」と感じています。
子供の塾の送迎時間や、夕食の準備を考えると、定時で退社する必要があり、突発的な残業には対応しにくい状況です。
もちろん、職場の理解や環境にもよりますが、子供のサポートを優先するためには、残業が少ない、あるいは全くない働き方を選ぶ必要が出てくるかもしれません。
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子供が中学生で仕事辞める選択
中学生のサポートの多忙さや、思春期特有の難しさから、仕事を辞める(あるいはセーブする)選択をするワーママもいます。
子供が小さい頃は「大きくなれば楽になる」と考え、フルタイム勤務を続けてきたものの、中学生になってからのサポート(特に精神的なケアや学習面)の重要性を感じ、働き方を見直すケースです。
思春期の子供は親に何でも話すわけではなくなり、コミュニケーションの取り方に悩む時期でもあります。
このような時期に、仕事で忙しく時間的にも精神的にも余裕がない状態だと、子供の変化に気づきにくい、あるいは向き合う時間が取れないという焦りが生まれることがあります。
経済的な面を考えると仕事を辞めるのは大きな決断ですが、子供の受験期などを考慮し、一時的に家庭を優先するという判断も一つの選択肢となっています。
ワーママが中学生の子と両立する働き方
- 子供が中学生になったら働くには
- 子供が中学生になったら正社員は可能?
- パートや在宅ワークという選択肢
- 家族の協力体制を築くコツ
- ワーママが中学生の子と向き合う鍵

私もフルタイムだけど、どうやって両立してるか、いつも手探り状態だもん。
夫が協力的で助かってるけど、もっと楽になる方法はないかなって。
この記事を読んで、新しいヒントが見つかるといいな!
子供が中学生になったら働くには
子供が中学生になったタイミングで働き方を見直す、あるいは新たに仕事を始める場合、いくつかのポイントを考慮する必要があります。
最も大切なのは、子供の生活リズムと、仕事の条件をいかにすり合わせるかです。
中学生は前述の通り、塾や部活動で帰宅が遅くなりがちですが、送迎や食事のサポートは必要です。
このため、仕事を探す際は以下の条件を優先する方が多いようです。
- 自宅から通いやすい場所にあること
- 残業が少ない、もしくはないこと
- 子供の学校行事や急な体調不良などで休みが取れること
- 転居を伴う転勤がないこと
これらの条件を満たす働き方を見つけることが、両立の第一歩となります。
まずは家庭内で、どれくらいの収入が必要か、どの時間帯なら働けるかを具体的に話し合うことが求められます。
子供が中学生になったら正社員は可能?
子供が中学生になったら正社員で働きたい、と考える方も多いですが、現実は簡単ではない側面があります。
正社員登用の難しさ
ブランク期間が長い場合や、40代以降の場合、正社員としての再就職は求人の絶対数が少なくなる傾向があります。
特に、子育てとの両立を前提とした「残業なし」「転勤なし」といった条件を加えると、応募できる求人はさらに絞られます。
体力的な問題
また、親自身も年齢を重ねているため、フルタイム勤務による体力的な負担も考慮しなくてはなりません。
疲れが取れにくくなったり、更年期の影響が出始めたりする年代でもあり、仕事と家事、育児のすべてを全力でこなすのが難しくなる場合もあります。
正社員でも両立する工夫
もちろん、正社員として活躍しているワーママも多くいます。
両立を実現している家庭では、後述する家族との家事分担や、時短家電の積極的な導入など、徹底した効率化を図っているケースが一般的です。
パートや在宅ワークという選択肢
正社員にこだわらず、柔軟な働き方を選ぶことも、中学生の子を持つワーママにとっては賢明な選択肢となります。
フルタイムパートという働き方
正社員の所定労働時間と同じだけ働くものの、雇用形態は非正規(パート)という働き方です。
正社員に比べて、残業の調整がしやすかったり、ワークライフバランスを取りやすかったりするメリットがあります。
時給制であっても、フルタイムで働くことで収入を安定させつつ、社会保険の対象にもなります。
在宅ワークの可能性
近年、注目されているのが在宅ワークです。
パソコンとインターネット環境があれば、資格や特別なスキルがなくても始められる仕事(例:Webライターなど)もあります。
在宅ワークの最大のメリットは、通勤時間がなく、自分の都合の良い時間に働ける点です。
これにより、子供の塾の送迎時間や、夕食の準備時間を確保しやすくなります。
家庭と仕事の両立を目指す上で、非常に有効な選択肢の一つと言えます。
家族の協力体制を築くコツ
ワーママが仕事を続ける上で、夫や家族との協力体制は不可欠です。
特にフルタイム勤務を目指す場合は、家事の分担を明確に見直す必要があります。
今まで母親が主に担っていた家事を、具体的にリストアップし、夫ができることを増やしてもらうよう話し合いましょう。
その際、以下の点を意識すると円滑に進みやすいです。
- 家事を頼むときは「手伝って」ではなく、具体的なタスクとして「お願い」する
- 相手の家事のやり方に口を出さない
- やってもらったことに対して感謝を伝える
- お互いにできない家事、負担が大きい家事(例:掃除、食事準備の一部)は、外部サービスや家電(食洗機、乾燥機付き洗濯機、お掃除ロボットなど)に任せることを検討する
家族全員が「チーム」であるという意識を持つことが大切です。
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ワーママが中学生の子と向き合う鍵
ここまで、ワーママが中学生の子育てと仕事で直面する課題や働き方について解説しました。
ま と め
- 中学生になると親のサポートは「お世話」から「支援」に変わる
- ワーママは子供のスケジュールに合わせたタイム管理が求められる
- 部活動や塾のサポートで帰宅後も多忙になりがち
- 共働き家庭では中学生の夕食の準備や時間が課題となる
- 子供の送迎などを理由に残業が難しくなるケースが多い
- 精神的なサポートのために仕事を辞める選択をする人もいる
- 新たに働く場合は「残業なし」「通いやすさ」が条件になりやすい
- 子供が中学生になっても正社員登用は体力や条件面で厳しい場合がある
- フルタイムパートは正社員より柔軟な働き方がしやすい
- 在宅ワークは家庭と両立しやすい働き方として有効
- 夫との家事分担の見直しは両立に不可欠
- 時短家電や外部サービスの活用も検討する
- 思春期の子供とは意識的にコミュニケーションをとる
- 親自身の心と体の健康も大切にする
- 家庭の状況に合わせて最適な働き方を選ぶことがワーママと中学生の双方にとっての鍵となる
